年齢を重ねるごとに気になってくるお肌のシミ。
シミの対策と言えば「日焼け止めを塗る」「美白化粧水を使う」「レーザーでシミ取りをする」という方法を思いつくのではないでしょうか。
でも、
という悩みを抱えている人も多いはず。
今回はどうしてシミができてしまうのか、原因と対策を紹介します。
なぜシミはできるのか?
一体シミはどうしてできてしまうのでしょうか?
シミができるメカニズムについて解説していきます。
シミができるメカニズム
シミはメラニンというものが表皮に蓄積することでできるものです。
メラニンはメラノサイトという細胞の中で生成され、ターンオーバーによって古い角質と一緒に排出されます。
ターンオーバーが正常にできているうちはメラニンがシミになることはありません。
しかし何かしらの理由によってターンオーバーのサイクルが乱れてメラニンが排出されずに蓄積してしまったり、メラニンが過剰に作られてしまったりすることによってシミができてしまいます。
シミの種類
シミには以下のような種類があります。
- 老人性色素斑・・・世間一般的に言われるシミのこと。大きさは大小様々で男女共に現れます。
- そばかす・・・頬や鼻を中心に左右対称のようにできる小さな斑点。そばかすは子どものころから現れ、思春期の時に濃くなります。遺伝性のものが多い。
- 肝斑(かんぱん)・・・頬骨あたりに左右対称のようにして現れます。女性ホルモンの乱れが原因と言われているため、男性に現れることはほとんどありません。
- 炎症後色素沈着・・・ニキビや傷、虫刺されの跡などがシミになったもの。
シミができる5つの原因
シミができる原因は紫外線が有名です。
しかし紫外線以外にも沢山の原因が…。
シミの原因を知って対策をしましょう。
紫外線
シミの一番の原因が紫外線。
紫外線を浴びるとメラノサイトが活性化してしまい、メラニンが過剰に生成されてしまいます。
窓ガラスなども通してしまうので、家の中や車を運転するときなども紫外線対策をしてくださいね。
紫外線は夏だけでなく3月ごろから強くなるので対策が必要です。
ターンオーバーの乱れ
ターンオーバーは加齢によって乱れてしまうこともありますが、生活習慣が乱れることが原因でターンオーバーが乱れてしまうことがあります。
- 睡眠不足
- 運動不足
- 食生活の乱れ
- タバコやアルコール
- 疲労やストレス など
このような生活習慣に心当たりがある人は改善していきましょう。
活性酸素
活性酸素とは体内に取り入れられたうちの数%の酸素が変化した物質のこと。
活性酸素は殺菌性も高く免疫機能として重要な働きもしています。
しかし、その一方で他の物質を酸化させ細胞を傷つけるような力も・・・。
この活性酸素が過剰に増えて細胞を酸化させてしまうの肌の老化が進み、シミの原因になってしまいます。
- タバコ
- 飲酒
- 紫外線
- ストレス
- 大気汚染 など
ホルモンバランスの乱れ
女性ホルモンのバランスが乱れると、肝斑ができやすくなってしまいます。
- 生理不順でピルを飲んでいる方
- 妊娠・出産
- 閉経(更年期)
このような時期は女性ホルモンのバランスが乱れやすい時期で、肝斑もできやすくなってしまいます。
閉経後には肝斑が薄くなったり消えたという人も多くいるようです。
肝斑にはトラネキサム酸というアミノ酸の一種が効果的だと言われています。
皮膚トラブルや肌への摩擦
ニキビや虫刺されなどが原因で色素沈着したものがシミになったり、肌への過剰な摩擦によってメラニンが生成されてシミになります。
- ゴシゴシ力を入れてクレンジング
- タオルでゴシゴシ拭く
- 擦るようにして化粧水などをつける
- 熱すぎるお湯での洗顔
上記のような習慣がある人はシミができやすいので注意が必要です。
シミを作らないための対策
それでは次にシミを作らないための対策方法を紹介します!
紫外線対策
シミの1番の原因が紫外線なので、紫外線対策をすることが1番のシミ予防になります。
①日焼け止めを使う
紫外線を防ぐ1番の方法は日焼け止めをしっかりと塗ること。
冬や雨の日でも紫外線を浴びるので、1年中毎日日焼け止めは塗りましょう。
- たっぷりと塗ること
- 2〜3時間おきに塗り直すこと
この2点がポイントです。
②日傘や帽子、アームカバーなどを使う
日焼け止めと併用して、物理的に紫外線をシャットアウトすることも大切です。
特に紫外線が強い日などにはおすすめ!
運転中はアームカバーをして手の日焼けを防ぎましょう。
規則正しい生活習慣
ターンオーバーの乱れを改善するために規則正しい生活習慣(十分な睡眠、適度な運動、バランスのとれた食事)を送りましょう。
タバコやカフェインの取りすぎもシミの元になってしまうので注意が必要です。
シミに効果的な栄養素
食事でシミを予防することも可能!
適度にバランスよく取り入れましょう。
βカロテン(ビタミンA)
βカロテン(ビタミンA)にはターンオーバーを促進する働きや活性酸素の働き抑える働きがあります。
ほうれん草、トマト、にんじん など
ビタミンC
ビタミンCにはメラニンの生成を抑える効果やメラニンの還元作用、抗酸化作用などシミに効果的な栄養素です。
パプリカ、ブロッコリー、キウイ、オレンジ、いちご など
ビタミンE
ビタミンEにはビタミンCの働きを助ける働きと、活性酸素の働きを抑える働きがあります。
アーモンドなどのナッツ類、植物油、うなぎ、西洋かぼちゃ、ゴーヤ など
L-システイン
L-システインにはメラニンの生成を抑制・排出を助ける働きがあります。メチオニンという栄養素を摂取することで体内で合成されます。
肉類、マグロ、カツオ、豆腐、納豆、チーズ、牛乳 など
美白化粧品
下記のような成分が厚生労働省が認めている美白有効成分です。
- ビタミンC誘導体
- アルブチン
- トラネキサム酸
- プラセンタエキス
- 4MSK
- カモミラET
- エナジーシグナルAMP など
美白化粧品に期待できるのは「予防」という点のみ。(メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ)
できたシミを消す、肌を白くする、という効果は期待できないので注意してくださいね◎
まとめ
シミを消したい!という人は美容医療がおすすめ。
レーザー治療やイオン導入など様々な治療法があります。
これから紫外線が強い季節になるので、しっかりと対策をしてお肌を守りましょう。
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